EF-2001とは

What is EF-2001?

乳酸菌には、
ラクトバチルス菌やフェカリス菌、
アシドフィルス菌など、
さまざまな種類があります。
EF-2001は、
フェカリス菌と呼ばれる乳酸菌のひとつで、
健康なヒトの腸内に多く常在する乳酸菌です。

EF-2001には、
このような特徴があります

さらに詳しく!

【 乳酸菌について 】

乳酸菌とは単一の菌の名称ではなく、
糖を分解して
乳酸を産生する細菌の総称です。
一般的に、乳酸菌の効果は
「整腸作用」が際立って広まっていますが、
新たな研究分野として、
免疫活性や抗アレルギー、脳神経への
影響などが発表されています。
そしてその効果は生菌よりも
死菌にあることが分かってきました。

EF-2001の性状

  1. EF-2001 生菌

    「生きている菌」の状態です。微生物としての生命活動を行なっており、外敵に対しての抵抗力も持っています。乳酸菌は生きている限り「乳酸」などを産生するため、食品利用に不向きです。また、乳酸菌は生きたまま人間の体内に入っても、そのまま腸内に定着することはありません。

  2. EF-2001 死菌

    「死んでいる菌」の状態です。生命活動を停止し、外敵に対する抵抗力も失っています。酸味や匂いも出さないので食品などへの添加に適しています。
    EF-2001の場合、死菌にする工程で薬品・放射線などは使用せず、加熱によって殺菌しております。

  3. EF-2001 乾燥体

    前述の「死菌」を乾燥させ、粉末状にしたものです。EF-2001は他の成分を加えることなく、100%の原菌末として粉末に加工します。生菌よりもはるかに多い菌数を集めることができます。この段階でのEF-2001は1gあたり7.5兆個以上の菌数になります。

(1) 光岡知足(2011)「プロバイオティクスの歴史と進化」日本乳酸菌学会誌2011年22巻1号P.26-3
(Tomotari Mitsuoka, 2011, “History and Evolution of Probiotics”. Japanese Journal of Lactic Acid Bacteria. 2011 Vol.22, No.1, P.26-37)

活性値測定

製品化するEF-2001は免疫力活性効果を計測し、合格したものだけを製品にします。
当社では免疫力活性効果の基準に、サイトカインのTNF-αを計測しています。TNF-αは白血球の食細胞が異物を処理した際に、最初に産生するサイトカインです。

活性評価比較テストの表

Fig.1

EF-2001の生理活性能力を確かめるため、抗がん剤(OK432)と“活性評価比較テスト”を行う。このテストを商品出荷のロット毎に毎回行ない、抗がん剤に対して70%以上の力価を有する製品のみを商品化する。

免疫調整作用を確認

サイトカインの検出は免疫力の強さを意味しますが、サイトカインが過剰に産生されるということは「免疫が暴れている」と言えます。
実際にサイトカインの
過剰産生(サイトカインストーム)は
感染症などの死亡原因になっています。
当社では、EF-2001が免疫力を働かせるだけでなく、過剰にサイトカインが産生されて
いる場合はそれを低減させる効果があることを突き止めました。

TNF-α産生量の増加を示す図

Fig.2

サイトカインの過剰産生の基準にはLPS(Lipopolysaccharide;リポ多糖)という、大腸菌の内毒素を使う。
コントロール群のマクロファージに対し、LPSポジティブ(+)のマクロファージは大量のTNF-αを産生し、サイトカインストームを起こす。コントロール群のマクロファージにEF-2001を投与すると、投与量に増量に応じてTNF-αの産生量も増加する。

TNF-α産生量の低減を示す図

Fig.3

コントロール群はFig.1と同じ。実験群は全てLPSポジティブ(+)のマクロファージ。これに対してEF-2001を投与すると、TNF-αの産生量は低減する。EF-2001の投与量を増やすと、増量に応じてTNF-αの産生量が低減する。

(2) Moon-Suk Choi, Sang-Jin Chang, Yuri Chae, Myung-Hun Lee, Wan-Joong Kim, Masahiro Iwasa, Kwon-Il Han, Wan-Jae Kim and Tack-Joong Kim,“Anti-inflammatory Effect of Heat-Killed Enterococcus faecalis, EF-2001”, Journal of Life Science 2018 Vol.28. No.11. P.1361~1368

現存する唯一の菌株〜
[PubMLST]での照合結果

英オクスフォード大学内に開設されている細菌のデータベースとして「PubMLST(https://pubmlst.org)」があります。 データベース内で他に一致する菌がなく、固有のゲノム配列を持つ独自の菌であるため、「1 isolate」と表示されます。

2021年9月現在、約90万種の菌株が登録されているこのデータベースでは、
MLST(Multilocus Sequence Typing)という解析手法を使って、
細菌の基本遺伝子を比較することによって菌株を分類・登録しています。
EF-2001は全ゲノム解析を済ませており、2020年4月、MLSTに必要な遺伝子群を
このデータベースに登録しました。その結果、下図のように全世界から登録されている
E.faecalisに同じ菌株が存在しない、唯一無二の菌であることがわかりました。

EF-2001に関する論文(一部)

うつ病・認知症

「EF-2001による嗅球切除マウスのERK-CREB-BDNF経路を介した海馬神経新生の増強と抗認知症効果」

マウスで、大腸炎により誘発される鬱症状の行動を観察。鬱症状のマウスにEF-2001を投与することで海馬神経が新生され、それにより大腸炎の改善とともに鬱症状行動が抑制されることがわかった。また、脳の一部の嗅球を切除して認知障害を起こしたマウスにEF-2001を投与することで認知障害が抑制され、神経新生の頻度も回復することがわかった。

《(A)実験スケジュール》OBX(嗅球摘出)による認知障害を起こしたマウスの活動時間の比較。EF-2001を1週間与えていた認知障害のマウスは、正常なマウスより活発な状況認識行動が確認された。(B)から3週間後の活動時間の比較。認知障害のマウスは状況判断ができず、止まることが多くなったが、EF-2001を投与したマウスは正常なマウスに近い行動を見せた。

アトピー性皮膚炎

「熱殺菌したEF-2001による
マウスモデルでの
アトピー性皮膚炎の改善」

人工的にアトピー性皮膚炎を発症させたマウスに、継続的にEF-2001を食べさせた結果、皮膚が健康な状態に近く、症状の軽減が認められた。

耳の厚さ健康体のマウス。形が整っていて薄い。アトピー性皮膚炎を発症したマウス。皮膚が爛れ、重度の炎症を起こしている。アトピー性皮膚炎のマウスにEF-2001を投与。炎症の軽減が確認できる。

潰瘍性大腸炎

「EF-2001によるマウスのモデルでDNBS誘発性炎症性腸疾患の保護」

潰瘍性大腸炎を発症すると、大腸は原因不明の潰瘍を起こし、細胞が崩れて壊死していく。DNBS誘発性炎症性腸疾患は、マウスやラットに人工的に作り出す腸の炎症疾患。潰瘍性大腸炎やクローン病の研究に利用される。
DNBS誘発性炎症性腸疾患のマウスに継続的にEF-2001を食べさせた結果、細胞の形状が比較的保たれ、症状の軽減が認められた。

健康体のマウス。細胞ごとの形がはっきりしている。通常飼育のマウス。細胞が壊死し、境界線がなくなっている。EF-2001を与えたマウス。 組織再生が確認できる。